保村 涼太

 

 

【所信】

社会の変化するスピードは技術の進歩に伴い年々加速しています。インターネットや流通・決済の仕組みの変化、さらにはAIやロボットの進化は、世の中の常識に変化をもたらしています。そのため、私たち自身も変化を恐れず変わり続ける環境に適応し、成長し続けることが不可欠です。大東青年会議所は1972年の創立以来「明るい豊かな社会」の実現という揺るがぬ信念を胸に歩みを進めてまいりました。創立50周年を越え、創立60周年に向かう中間地点となる2026年度は、未来を思い描きに行動を起こす大切な節目の年です。自らを磨き持続可能な組織として地域社会を牽引し、大東市の未来を切り拓いていく使命があります。創立50周年の折にはは、地域の未来を描くビジョンを掲げ、運動を展開してまいりました。先輩諸氏が創り上げてこられた歴史をつむぎ大東青年会議所のメンバーとしての誇りを持って行動し、地域のリーダーとして仲間と共に更なる発展へ向け、運動を展開してまいります。

私たちが直面している社会は、これまで以上に変化の激しい時代を迎えています。近年はAIの進化により、どのような状況下においても答えを導き出せる時代となりましたが、私たちはこれらに依存することなく、想像力を駆使して新たな道を切り拓き失敗を恐れず、挑戦し続ける気概と自信を持って行動しなくてはなりません。なぜなら、実際の答えの多くは、人が自らの思考と行動により、失敗を重ね様々な困難に挑む経験を通じて生まれるものだからです。この人間が作り出す答えを見つけるために、私たちは自らを磨き、地域社会を牽引する真のリーダーとして、常に新たな価値を生み出す挑戦を続けてまいります。

 

【持続可能な組織運営と共感ブランディング】

大東青年会議所は、挑戦と学びの場です。

単年度制のもと、様々な役職や立場を経験し、自己成長と地域貢献を実現します。そのためには組織が毎年変化する中でも、全体を見渡し当たり前のことを当たり前に遂行しつつ、時流を見極め不易と流行を踏まえた運営をおこなうことが重要です。そして、変わらない理念を守りながらも時代の変化に対応できる柔軟さを持ち合わせることが、次代に求められる組織の在り方です。その基盤となる定款と各種規定は、組織の方向性を守りつつ、持続可能な組織としてあり続けるためには不可欠です。そして、冷静な視点と入念な準備、不断の努力によって最大限のパフォーマンスを発揮し続けることこそが、大東青年会議所の使命です。

今の社会では、SNSやインターネット上に膨大な情報が錯綜しており、何が正しく、何が誤っているのか判断がつかない状況が生まれています。その中で重要なのは、誰が発信しているのかを見極めることです。時流に応じた最適な手段を厳選し、スピード感を持って情報を発信することが求められます。私たちが何を想いまちに何をしえるのかを相手に伝わる形で表現し、共感を生む発信を続けることは、単なる広報ではありません。それは運動の波及効果を高め、地域社会における大東青年会議所のブランド価値を築く行動です。今の世の中にはAIとの共存や多様なデジタルツール・SNSの活用が急速に広がり、情報発信は今後さらに、重要性を増していきます。しかし、情報はただ届けるだけでは意味を持ちません。大切なのは情報を届けることそのものではなく、そこから共感が生まれることです。共感は、人と人とを結び付け、信頼を育み、新たな挑戦を可能にする力を持っています。だからこそ、私たちは自らの行動と存在意義に誇りを持ち、共感を中心に据えた発信を大切にし、青年会議所としてのブランド価値を最大限に引き出してまいります。

 

【 共に創るまちへの挑戦 】

大東青年会議所は本年度、創立55周年を迎え、そして大東市も市制施行70周年を迎えます。これまでの長い歴史の中で、多くのまちづくり事業を展開し、様々な地域団体と手を取り合い、大東市の発展のために運動を重ねてまいりました。しかし、その運動は団体間での活動にとどまり、11万人都市である大東市においては域参画意識を持つ市民が減少し、大東市のために行動する人が不足しているの現状があります。だからこそ、私たちは団体の枠を越え、市民一人ひとりにまで想いを届け、共感を生む運動を展開します。その運動を通じて、市民自身が自分のまちをよりよくしようと想い、行動するきっかけを創ることこそ、大東青年会議所の使命であると考えます。

大東市は長い歴史の中で培われた歴史や伝統、文化を有するまちであり、豊かな自然や多様な人々が共生しています。その一方で、人口減少や少子高齢化、地域コミュニティの希薄化といった課題も顕在化しています。私たちはこれらの課題を悲観するのではなく、未来へ挑戦するための一歩であると考えます。大東市には、素晴らしい未来を創り出す力が、秘められており、その原動力となるのはひとです。行政や地域団体だけでなく、大東市に関わるすべての人々が地域を共に地域を創る想いを醸成していくことが必要です。

一人ひとりの想いと行動が重なり合うことで、大東市に大きな力が生まれ、よりよい未来へと進むことができます。大東市の魅力を感じ、行動に移すことで一人ひとりの心に響く運動を展開すること。それこそが成長し続けるまち大東を実現する原動力です。私たち大東青年会議所は、その挑戦の先頭に立ち、地域と共によりよい未来を創り上げてまいります。

【 想像力で切り拓き未来ある青少年へ 】

現代の子どもはAIやデジタル技術の発展により、容易に答えを導き出せる環境にあります。だからこそ、予測不可能な未来に対応するために、社会の変化に流されることなく、主体性を持ち、自ら考え行動することが重要です。しかし、現実には、自ら判断し行動する力が十分にあるとは言えません。それは、情報があふれる現代では、正解を効率的に求めることが重視され、考え抜く経験や失敗から学ぶ機会が減っているためです。

私たちは、子どもが自ら考え想像力を膨らませながら挑戦し、時には失敗を経験することが、成功への糧となり成長への最善の道であると考えます。挑戦や体験を通じて得られる気づきや学びこそが、創造力や判断力、そして主体性を培う基盤となります。どのような状況下でも恐れず挑戦し、困難を乗り越える力を身につけることは、次世代を担う子どもにとって何より必要です。

大東青年会議所は、地域の宝である子どもの無限の可能性を引き出すため、多様な挑戦の機会を提供してまいります。体験を通して学び、仲間と共に考え、想像力を持って行動する経験は、子どもが自らの力で未来を切り拓くための原動力となります。そして、失敗を恐れず自ら挑戦し、壁を乗り越える過程で得られる喜びや達成感は、何よりも大きな財産となります。その積み重ねこそが、自信と主体性を高め、未来を切り拓く力へとつながります。子どもの成長は家庭や学校にとどまらず、地域全体の未来を形づくるものです。私たちは、行政や地域団体と協力しながら、失敗を恐れず全力で挑戦できる環境を整えることで、次世代を担う人財を地域一丸となって育んでまいります。挑む心を持った子どもこそが大東市を成長へと導き、明るい未来を築くと確信しています。

 

【 信念を持ち柔軟に行動できる人財 】

大東青年会議所は、地域の未来を担う人財を育成していく場所です。私たちは、まちづくり団体である前にひとづくり団体であることを忘れず、メンバー一人ひとりが自ら考え、愚直に行動し、内に秘めた力を高めていくことが必要です。リーダーとは単に指示を出す存在ではなく、仲間と共に考え、行動し、困難に立ち向かうことで組織や地域を前進させる人財です。だからこそ、変化に対応する柔軟さと、自らの信念を貫く強さが不可欠です。変わる勇気と貫く想いを併せ持ち、率先して行動することで、真のリーダーへと成長します。メンバーが自ら考え、行動する過程で得られる学びや気づきは、自己成長にとどまらず、組織全体の推進力となり、仲間を動かす力になります。多様な価値観を持つ仲間との議論を重ね、運動を通じて、信頼と絆を深める力が育まれます。

そのような中で重要なのは、役職や立場にとらわれず、青年会議所メンバーとしてのプライドを持って、主体的に取り組むことです。私たちは誰もが生まれながらにリーダーではありません。それぞれの経験や想いを基に、不透明な世の中においても自分自身の創造力や判断力を養い、信念を貫く姿勢を備えたリーダーを育成します。こうして育まれたリーダーは、青年会議所だけではなく、企業や家庭、地域社会においても確かな行動を続けられる人財となり、そのような人財が増えることで、大東市全体に新たな原動力が生まれ、未来への希望が大きく広がると確信しています。

【 交流から新たな可能性を 】

大東青年会議所は、仲間と共に自己を磨き、地域の未来を創り上げていくことを使命としています。組織においてひとは最大の財であり、仲間を想い、共に歩む中で生まれる想いこそが組織の礎となります。現在、多くの経験年数の浅いメンバーが在籍しており、新鮮な視点と情熱が組織に新たな可能性をもたらしています。歴史と伝統を受け継ぐ先輩諸氏の知恵と融合することで、組織はさらに大きな成長を遂げることができます。

青年会議所は単年度制の組織であり、毎年新しい役割や立場を経験する中で、未知の挑戦に向き合うことが求められます。変わる勇気を持ち、既成概念にとらわれず挑戦し続けることで、個人としても組織としても成長し続けることが可能です。さらに、大東青年会議所は地域活動にとどまらず、国際交流の機会を通して多様な価値観や文化に触れることができます。異なる考えや経験に触れることで、会員一人ひとりが多様な可能性を感じ視野を広げ、組織全体の柔軟性と創造力を高める重要な経験となります。

仲間と共に歩み、学びを重ねることで得られる経験は、自身の成長のみならず、家庭や企業、そして地域社会への還元にもつながります。私たちはその一つひとつの経験を大切にし、誇りを胸に行動することで、大東市の未来を切り拓く力を育み、地域のリーダーを輩出する団体であり続けます。まずはJAYCEEとしての自覚を持ち、メンバーを誰一人取り残さず、行動し持続可能で活力ある組織の実現を果たしてまいります。

 

【 必要とされ続けるための拡大運動 】

青年会議所には年齢制限があり、会員は40歳で卒業を迎えます。そのため、拡大運動を継続しなければ、大東青年会議所の組織としての力は低下してしまいます。現代ではJCしかない時代から、JCもある時代になり、数ある選択肢の中から青年会議所を選んでもらうことが以前より難しくなっているのが現状です。

会員拡大は、単に人数を増やすためにおこなうのではありません。組織の力を持続的に発展させ、地域社会から本気で必要とされる団体であり続けるための運動です。そのためには全メンバーが、大東青年会議所の目的を理解し、自らが共感を広げていく存在となることが求められます。さらに、会員拡大の実現には、メンバー全員が一丸となって取り組むことが不可欠です。大東青年会議所の理念を理解し、共に歩みたいと思える仲間と共感の輪が広がっていくことが大切です。そのために、大切なのは自らの「想い」を伝えることです。想いが伝わることで共感の連鎖が生まれ、その広がりが組織全体の活力へつながっていきます。

青年会議所は地域を牽引するリーダーを育成するために、青年に発展と成長の機会を提供しています。職業や役職、環境の異なるメンバーが集い、仕事とは異なる様々な立場で意見を交わし、運動を展開することで互いに学び成長しています。この学びは、人と人との交流から生まれ、多様な価値観を融合させることで組織全体の力を高めるものです。新たな仲間を迎え入れることで、新たな発見や気付きを得ることができ、組織の発展を支え、大東青年会議所の未来へと力強く歩み続けるための会員拡大運動につなげてまいります。

 

【50周年の想いを胸に未来につむぐ】

2026年度、大東青年会議所は創立55周年を迎えました。今まで歩みを止めることなく、地域に根差した運動を展開してこられた先輩諸氏の歴史と行動に対し、深く敬意と感謝の意を表します。そして、本年度はこれまでの想いをつむぎ、大東青年会議所が地域に必要とされ続ける団体として、さらなる発展を遂げるための1年といたします。

創立50周年時には、地域の未来を描くビジョンテーマ【Re:Start-up】を掲げ、新たな歩みをスタートさせました。本年度はそのビジョンを中間検証し、次なる創立60周年に向けて再び歩みを進める年となります。ビジョンとは、未来に向けた組織としての想いそのものであり、地域をよくしたいと願う道標です。この想いをメンバー全員が自覚し、一丸となって足並みを揃え走り続けることこそが、地域を牽引するリーダーとしての責務であり、さらなる未来を切り拓く力となります。私たちは創立55周年の想いを込めたビジョンを礎に、地域の方々に共感を広げ、共に歩む運動を展開してまいります。創立55周年を迎え、これまでの歩みに感謝を伝えると同時に、積み重ねられた想いを受け継ぎながら未来への決意を新たにいたします。

創立55周年の節目を迎え、私たちは過去を振り返るだけでなく、未来を見据えた挑戦を続けていかなければなりません。そこで、時代の流れに即した運動を地域の先駆者として展開し続けることが重要です。地域に必要とされる組織として、新たな歴史を刻み続けることで、次なる創立60周年、そして創立100周年という大きな節目へと挑戦してまいります。メンバー全員が一丸となり、地域社会への貢献と自己成長を追求し続け未来へつむいでまいります。

 

【むすびに】

2014年に入会し、本年で13年目を迎えます。23歳であった私にとって、大東青年会議所との出会いは大きな衝撃でした。地域のリーダーとして地域と真剣に向き合い、仲間と語り合い、時に悩みながらも自己成長と共に培ってきた経験こそが、今の私を創り上げてくださったと感じております。これまでのJC活動を通じて関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

創立55周年を迎えた本年度、私たちは先輩諸氏が積み重ねてこられた想いを承継し、未来へとつむいでまいります。地域に必要とされ続ける青年会議所であるために、地域の課題を明確にし、真摯に向き合わなければなりません。

私たちは決して一人ではありません。愚直に行動し続ければ、多くの仲間が共に歩んでくれます。個人の力だけで地域を変えるには限界があります。だからこそ、地域の発展につながる運動を展開し、「変わった」のではなく「変えた」のだと胸を張って言える人財となるために、仲間と共に挑戦を続けてまいります。

私たちが行動すれば大東市は必ず変わります。

これまで私を、そして私たちを育ててくださった方々への感謝を忘れることなく、仲間や地域の方々と共に運動を続けてまいります。大東青年会議所の55年間の歴史を誇りとし、自らを磨き続け、地域の未来を切り拓いてまいります。